長寿蔵

静かな環境で祥酎が熟成する長寿蔵

空撮04

耳納蒸留所のもっとも山手には、長寿蔵と呼んでいる熟成のための蔵が静かにたたずんでいます。教会のような外観の蔵の重厚な扉を開けると、優美な薫りの中でたくさんの樽が並んでおり、耳納蒸留所の見どころのひとつとなっています。
耳納蒸留所の貯蔵場が森の中に配置されているのには理由があります。安定した環境で貯蔵を行うため、直射日光を避けることが出来る場所に建物を配置すると共に、耳納連山から吹き降ろす風が自然のクーラーの機能を果たし、庫内の温度を安定させているのです。

『発酵』『蒸留』に続く『貯蔵』

image003

蒸留酒である祥酎の製造過程は、『発酵』と『蒸留』に加え、最後に『貯蔵』と呼ばれる過程があります。『貯蔵』とは、蒸留したお酒をタンクや樽、甕といった容器で熟成させることを言います。この熟成期間を経ることで、お酒の香りや味が安定し、まろやかになるのです。焼酎では、3年以上貯蔵されたお酒を主に使用した場合、長期貯蔵という呼称で呼ばれ、一般的に香り高く、味はまろやかなものが多いと言われます。耳納蒸留所では、『発酵』『蒸留』に加え、『貯蔵』にも特に力を入れており、長期貯蔵酒特有のうまみ、香りが紅乙女酒造のお酒の卓越した品質の源泉となっています。

長寿蔵で行われる樽貯蔵

image002

長寿蔵では、木製の樽での貯蔵が行われています。うっそうと茂る森の中にたたずむ建物の中には、ステンドグラスをあしらった建物の中で、祥酎が眠りについています。樽貯蔵では、樽の風味や色がお酒に付与され、個性的な風味の祥酎を作ることができます。焼酎の樽貯蔵は、樽による着色に法的な制限があるため、古樽と呼ばれる一度使った樽を使用するなどの工夫を凝らしながら、最適な樽貯蔵のお酒を製造しています。
また、樽貯蔵では、『天使の分け前(angel’s share)』と呼ばれる現象が起きます。これは、樽は木でできているため、木材の隙間から気体となったお酒が蒸発し、貯蔵している間に少しだけお酒が減ってしまうことを言います。紅乙女酒造の樽貯蔵酒は、こっそりお酒を飲みに来ている天使と出会ってしまいそうな、静かで優雅な環境で、熟成の時を重ねています。

見学等のお問い合わせ (紅乙女 耳納蒸留所) TEL 0943-72-1050 受付時間 9:00 - 17:00

Copyright © 紅乙女酒造 All Rights Reserved.