紅乙女について

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紅乙女について

「紅乙女」を生み出したのは、田主丸に300年続く蔵元「若竹屋酒造場」の十二代目林田博行氏のもとへ嫁いだ林田春野(左写真の女性)です。 お酒づくりを始めた当時、焼酎は安いお酒のイメージしかありませんでした。しかし、洋酒のように本当においしいお酒をつくりたいと、試行錯誤を重ねてようやくできたのが「紅乙女」です。 自身が子育て中でもあった彼女から生まれた「紅乙女」は、赤い薔薇のラベルに象徴されるように、優しく控えめで、それでいて芯の強い母の心が含まれています。

紅乙女酒造では、焼酎を“祥酎”と呼びます。

「祥」は、「おめでたいしるし」という意味を持ちます。林田春野は、紅乙女の祥酎は、『ヤケ酒のようにつらいことを忘れるためではなく、嬉しい時やおめでたい時の幸せを運ぶお酒でありたい』と願っていました。そんな創業者の思いを込め、新しい種類のお酒として“祥酎”と命名されているのです。

紅乙女の胡麻祥酎の誕生

若竹屋酒造から生まれた紅乙女

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大正時代の久留米市
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林田春野の生家である造り酒屋

1912年(明治45年)、久留米の日本酒の造り酒屋の娘として生を受けた林田春野は、1930年(昭和5年)に若竹屋酒造に嫁ぎます。当時の日本酒蔵は、力仕事が多く、蔵のおかみとして大変な苦労をしながら、若竹屋酒造の発展を支える日々が続きました。
しかし、1960年代、ウィスキーを始めとする様々な舶来酒の輸入が自由化され、日本酒は洋酒の攻勢に押されていました。そんな中、林田春野の夫である若竹屋酒造の主人、林田博行が病気により床に伏せるという不幸が重なります。女主人として蔵を切り盛りすることとなった林田春野は、日本酒の製造と共に、新たなお酒造りに取り組むこととなったのです。

胡麻祥酎への挑戦

21 林田春野が日本酒以外に着目したのは『焼酎』でした。女性らしく、香水を好んでいた林田春野は、香水のような上品な香りを持つ焼酎を作りたいと、病床の夫に訴えます。しかし、当時の焼酎は「安いお酒」のイメージが強く、日本酒の蔵が焼酎造りを行うことは、大いに反対されたといいます。そんな反対を風雅人(筑後地方の方言で、変わり者、天邪鬼、の意味)である林田春野は押し切り、焼酎造りが開始されました。
胡麻祥酎を開発したころの酒造場
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ロングセラーの胡麻祥酎紅乙女
様々な材料を試す中、胡麻油を数滴加えた焼酎からは、独特の臭みが消えることを知った林田春野は、長い試行錯誤の期間を経て、貯蔵期間を経た胡麻祥酎にたどり着きました。こうして、口にすると、福がやってくる…そんな慶びで溢れる「口福の祥酎」が生まれたのです。おいしいお酒を追求し、こうして生まれた「胡麻祥酎 紅乙女」。それは、今までどこにもなかった、世界ではじめてのお酒でした。胡麻は扱いが大変難しく、あの薫り高い風味を活かすべく、長時間熟成を重ねてできたこのお酒は、まるでコニャックやブランデーを思わせる気品高いオリジナルの祥酎になりました。

胡麻祥酎『紅乙女』の広がり

カクテル『”舞”乙女』との出会い

bar倉吉様HPより(公式HPリンク)

紅乙女の胡麻祥酎の蒸留酒としての歴史は、カクテル『”舞”乙女』から始まりました。福岡出身のバーテンダー倉吉浩二氏が、日本ホテルバーメンズ協会第13回カクテル・コンペティションで優勝した際のカクテルが、紅乙女ゴールドを使った『”舞”乙女』だったのです。この受賞を機に、日本国内のホテルやバーでも、『紅乙女ゴールド』を愉しむ方々が、増えていきました。カクテル・コンペティションの会場となったホテルでは、その日偶然にも林田春野が宿泊しており、歓喜の時と『紅乙女ゴールド』の新たな一歩には、創業者である林田春野も立ち会うことができました。

カクテル『”舞”乙女』

舞乙女(まいおとめ)とは、ショートドリンクに分類される、焼酎をベースとしたカクテルである。1984年に開催された、日本ホテルバーメンズ協会第13回カクテル・コンペティションの優勝作品。作者は、倉吉浩二。彼は、春を待つ乙女をイメージして、このカクテルを作ったという。ベースの焼酎には、「紅乙女ゴールド」という、ゴマ焼酎が使用される。(Wikipediaより)

  • ゴマ焼酎(紅乙女ゴールド) = 20 ml
  • クレーム・ド・フランボワーズ (キイチゴのリキュール) = 15 ml
  • コアントロー = 10 ml
  • グレナディン・シロップ = 10 ml
  • レモン・ジュース = 1 tsp

国内外での受賞歴

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日本全国に広がった紅乙女の胡麻祥酎は、国内の鑑評会でも多くの受賞を受けます。福岡県酒類鑑評会や、福岡国税局酒類鑑評会では、毎年のように受賞を重ねると共に、iTQi(国際味覚品質審査会)にて三つ星賞(2006年から5年連続受賞)、モンドセレクションでは2009年最高金賞を受賞しました。特に、iTQiでは「クリスタルアワード」も受賞しています。クリスタルアワードとは、三つ星を3年連続で受賞した製品にのみ与えられる特別な賞であり日本の製品では初めての受賞です。

フランスへの輸出開始

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産経新聞(関西版)2014年3月24日

2007年には、ついに蒸留酒の本場であるヨーロッパにも、紅乙女のファンが広がっていきます。リヨンで行われた展示会に紅乙女酒造が出展。その後、フランスのヴァンドーム広場にある名門ホテル「オテル・リッツ・パリ(Hôtel Ritz)」のバー「ヘミングウェイ」でも取り扱われることとなりました。当時のバーテンダーと常連客であった有名映画監督により、『紅乙女ゴールド』を使用したカクテルが生まれ、2014年にはバーテンダー自らが来日し、日本でも紹介されました。

クルーズトレイン「ななつ星」

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国内でもまだまだ広がりを見せています。2014年から、九州を巡る豪華寝台列車、クルーズトレイン「ななつ星in九州」の車内ドリンクとして『紅乙女ゴールド』が提供されました。田主丸駅がある久大本線を通る寝台列車に、地元のお酒である胡麻祥酎が提供されていることは、紅乙女酒造の大きな喜びのひとつです。

見学等のお問い合わせ (紅乙女 耳納蒸留所) TEL 0943-72-1050 受付時間 9:00 - 17:00

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